小島満菜美さんは、女子日本代表の守護神として活躍するリベロで、NECレッドロケッツのキャプテンを務めた後、アメリカの新プロリーグであるLOVBソルトレークに移籍した実力派の選手です。
パリオリンピックでも日本代表リベロとして出場し、世界トップレベルの攻撃を何度も拾い続ける姿が注目を集めました。
こうした活躍ぶりから「小島満菜美 年収はどれくらいなのか」「海外プロリーグに移籍して収入はどう変わったのか」と気になる方も多いと思います。
本記事では、具体的な契約金額が公表されていないことを前提に、日本と海外のバレーボール選手の年収相場や、アメリカのLOVBリーグの情報を踏まえながら、小島満菜美さんの収入の柱と推定年収レンジを分かりやすく解説します。
◆小島満菜美のプロフィールと日本代表リベロとしての歩み
小島満菜美さんは、一九九四年十一月七日生まれ、宮城県仙台市出身のバレーボール選手です。身長は一五八センチと小柄ですが、読みの良さと正確なレシーブ、球際の強さを武器に、日本トップクラスのリベロとして評価されています。
高校は千葉の強豪、市立船橋高校に進学し、その後青山学院大学へ進学しました。大学時代にはジュニア世界大会で準優勝とベストリベロを受賞するなど、早くから守備のスペシャリストとして頭角を現しています。
卒業後はVリーグのNECレッドロケッツに加入し、チームの主力リベロとして活躍。皇后杯優勝やリーグ上位進出に大きく貢献し、キャプテンも務めました。
二〇二二年頃からは日本代表に継続的に選出され、ネーションズリーグやパリオリンピック予選、本大会などで“日本の守護神”として世界の強打を拾い続ける存在になっています。
◆NECレッドロケッツ時代の収入とVリーグ選手の年収イメージ
まずは、日本国内でプレーしていた頃の年収イメージから整理します。
日本のVリーグは、まだ完全なプロリーグというより「企業チームに所属する社員選手」が多い仕組みで、選手の多くは所属企業の社員として給料を受け取っています。各種調査や解説では、
・Vリーグでプレーする選手の平均年収はおおよそ四百万円から六百万円前後
・上位チームを運営する大企業所属の選手は、手当を含めると六百万円から七百万円程度
・トップクラスの主力選手や日本代表クラスは、ボーナスなども加わり八百万円から一千万円程度に達するケースもある
といった相場が示されています。
NECレッドロケッツは女子Vリーグの中でもトップレベルの強豪チームであり、小島満菜美さんはそこで
・スタメンで起用される正リベロ
・チームキャプテンとしてのリーダーシップ
・日本代表に選出される実績
といった点から、チーム内でも高い評価を受けていた選手です。
したがって、国内在籍時の年収は、社員としての基本給に試合出場手当や成績ボーナスなどを加え、おおよそ六百万円から八百万円前後のレンジにいた可能性が高いと考えられます。
◆アメリカLOVBソルトレーク移籍で変わる年俸水準
現在、小島満菜美さんが所属しているのは、アメリカで二〇二五年シーズンから本格的にスタートした新プロリーグ、LOVBプロの「LOVBソルトレーク」です。
このLOVBプロは、アメリカ国内で急速に注目を集めている女子プロバレーボールリーグで、選手は完全な“プロ契約”としてサラリーを受け取ります。報道によると、
・LOVBプロの選手は、最低サラリーが六万ドル程度からスタート
・シーズンは約十四週間だが、選手には通年の医療保険や福利厚生が付与される
・経験やポジション、実績によってサラリーは大きく変動し、ベテランやスター選手はより高い年俸を受け取る
といった仕組みが紹介されています。
為替レートにもよりますが、六万ドルという最低サラリーを日本円に換算すると、およそ九百万円前後というイメージになります。実際には、代表クラスの選手やリーグでの実績がある選手はこの最低額を上回る契約を結ぶのが自然であり、小島満菜美さんのように
・日本代表リベロとして国際大会で活躍
・Vリーグ強豪チームの主力かつキャプテン経験者
といった実績を持つ選手は、最低サラリーよりも高いレンジで契約していると考えられます。
そのため、LOVBソルトレークからの年俸は、少なく見積もっても日本在籍時より一段高い、およそ九百万円から一千三百万円程度の範囲に収まっている可能性が高いと推測できます。
◆日本代表やパリオリンピック出場による収入とメリット
小島満菜美さんは、ネーションズリーグやオリンピック予選、パリオリンピック本大会など、女子日本代表の一員として多くの国際大会に出場しています。
日本代表選手には、
・合宿期間中の日当や手当
・国際大会出場に応じた報酬
・好成績や個人賞、メダルなどに応じたボーナス
が支給されるとされており、年間を通じて代表活動に頻繁に参加する選手ほど、クラブ収入に対しての上乗せ額も増える傾向があります。
また、代表としての実績は、
・海外クラブからの評価を高め、より良い契約条件を引き出しやすくする
・スポンサーやイベント出演の声がかかりやすくなる
・引退後の指導者、解説者、アンバサダーなどのキャリアにつながりやすい
といった形で、直接的な手当以上に“キャリアとしての価値”を押し上げる重要な要素です。
小柄ながら世界の強打を拾い続ける小島満菜美さんのプレースタイルは、国際大会の中継やハイライトでも取り上げられやすく、その分だけブランド価値や将来の収入ポテンシャルにも良い影響を与えていると考えられます。
◆スポンサー契約やイベント出演などのプラスアルファ収入
プロバレーボール選手の収入は、クラブの給料だけではありません。特に日本代表クラスの選手になると、
・スポーツメーカーやアパレルブランドとの用具契約
・地元自治体の広報イベントや表敬訪問
・トークイベントやバレー教室、クリニックでの指導
・テレビやネット番組、インタビュー企画などのメディア出演
といった仕事が増える傾向があります。
小島満菜美さんは、出身地である自治体からも“ゆかりのトップアスリート”として紹介されており、インタビューや特集記事などにも登場しています。こうした活動は、
・イベント出演料
・講演やクリニックの謝礼
・スポンサーやアンバサダー契約の可能性
など、年収を押し上げる要素となります。
現時点では、クラブ収入や代表手当に比べれば割合は小さいと考えられますが、それでも年間で数十万円から百万円単位の上乗せになっている可能性があります。今後、LOVBでの活躍と日本代表での存在感がさらに増せば、個人スポンサー契約が拡大し、年収全体へのインパクトも大きくなっていくでしょう。
◆小島満菜美 年収の現在の推定レンジ
ここまでの内容をまとめると、小島満菜美さんの主な収入源は
・アメリカのLOVBソルトレークからのクラブ年俸
・日本代表としての合宿手当や国際大会の報酬
・イベント出演やクリニック、メディア関連の謝礼
・将来拡大が期待されるスポンサー契約やアンバサダー活動
といった複数の柱で構成されていると考えられます。
日本のバレーボール選手の平均年収やトップ選手の相場、LOVBプロの最低サラリー水準などを総合的に踏まえると、
小島満菜美さんの現在の推定年収は
およそ一千万円から二千万円前後のレンジに収まっている可能性が高いです。
イメージとしては、
・LOVBソルトレークからの年俸が九百万円から一千三百万円程度
・日本代表としての手当や大会報酬が年間で数十万円から百万円台
・イベント出演や各種企画による副収入が数十万円から百万円前後
といった構成で、合計すると一千万円台のレンジに乗っていると考えるのが自然です。
もちろん、実際の契約額やインセンティブ、為替レートなどによって変動はありますが、二十代後半から三十代前半という年齢で、日本代表リベロとして世界のトップリーグと新興プロリーグの両方で活躍している選手としては、十分に高い水準の収入と言えるでしょう。
◆今後小島満菜美 年収がさらに伸びるためのポイント
今後、小島満菜美さんの年収がさらにステップアップしていくかどうかは、次のようなポイントに左右されます。
・LOVBプロでチームの中心選手として結果を残し続けられるか
・リーグ内の個人賞やベストリベロ級の評価を継続的に獲得できるか
・日本代表リベロとして、オリンピックや世界大会でメダル争いに関わる活躍ができるか
・スポンサーやブランドとの個人契約やアンバサダー就任がどこまで増えるか
・将来のセカンドキャリアとして、解説やコーチ、アカデミー運営など新たな収入源を築けるか
LOVBプロは今まさに立ち上がったばかりのリーグであり、今後の人気やビジネスの成長次第では、選手サラリーの水準がさらに引き上げられる可能性もあります。
その時、既に“日本代表の守護神”として知名度と実績を持つ小島満菜美さんは、年収面でも恩恵を受けやすい立場にいると言えるでしょう。
◆まとめ 小島満菜美 年収から見える世界で戦う日本人リベロの価値
小島満菜美さんの年収は
・NECレッドロケッツで培った国内トップレベルの実績
・日本代表リベロとしての国際大会での活躍
・アメリカのLOVBソルトレークへの移籍によるサラリーアップ
・イベントや将来のスポンサー契約など、プラスアルファの収入源
といった要素が組み合わさることで形づくられていると考えられます。
現時点では
一千万円から二千万円前後の推定年収レンジ
に位置しているとみられ、バレーボールという競技の中ではかなり高い水準の収入を得ている選手の一人です。
身長や体格でハンデがあっても、技術と読み、そして粘り強さで世界のトップリーグに挑み続ける姿は、多くのバレーボールファンや若い選手にとって大きな励みになっています。
今後も小島満菜美さんがLOVBと日本代表の両方で存在感を示し続ければ、「小島満菜美 年収」というキーワードは、単なる金額以上に、世界で戦う日本人リベロの価値を象徴する言葉として語られていくでしょう。


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